
高倉健が亡くなってから想い出の名画が毎週のようにテレビ上映されているが、今回の「居酒屋兆冶」には深い感銘を受けた。監督は降旗康男。彼の作品は大好きである。夫婦愛を綴った「あなたへ」国境を越えた人間の絆を描いた「ホタル」があげられるが今回は男女の愛を描いている。「英司」(高倉健)のかっての恋人「さよ」(大原麗子)のまだ若い頃の作品であるが、こんなに美しい女性とは知らなかった。彼女の美しさを日本1だと褒めるファンがいるが、なるほどなと思う。映画では愛の強さを見事に演じきっている。英司の妻「茂子」(加藤登紀子)は静かで優しい妻の役である。その他そうそうたる俳優陣が名をつらねている作品であるが、ただのお披露目ではない。各自見事に役をこなしていることに一層この映画を引き立てているのである。
そして高倉健、いわずもがな寡黙でカッコ良い男、まさに「さよ」が惚れるのも当然といっていい。今回初めてテレビでこの映画をみたのだが、まさに名作中の名作である。
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