海街diary ― 2016-05-22

是枝裕和監督2015年日本アカデミー賞受賞作『海街diary』をテレビで観た。出演は綾瀬はるか、長澤まさみ、広瀬すず、大竹しのぶほか名優の面々。4姉妹の1年をとおしての人間模様を綴った物語である。長女香田幸(綾瀬はるか)はしっかりした性格で女性らしい優しさを持っている。次女佳乃(長澤まさみ)は常に男を求めている奔放な女性,しかしいやらしさは感じない。とても感動したのは、青空をバックにした綾瀬はるかの美しい顔立ちである。テレビでみていてこうなのだから、さぞ劇場でみれば息をのむ美しさであろう。アカデミー賞4部門のうちの作品賞はこのシーン抜きには成立しなかったと思えるくらいとても綺麗な描写であった。カメラマンの腕によるのはもちろんであったろうが、きっと是枝監督はこのアングルに殊更こだわったはずだと思う。全体的にここ1番という見せ場はないのだが、心を和ませてくれる名作である。最後に驚いたのは幸(綾瀬はるか)が勤め先の病院の医師と長く不倫関係にあったということがわかった時にはビックリした。女性の鑑とも思える人が社会通念上許されない裏の姿を持ちあわせている。男女の愛は道徳をも超えてしまう、しかしそれに対して観ている観客は否定的な見解を取らないだろうということがわかるのである。

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