感動した本

人生

蜩の記 ― 2017-08-06

葉室 麟作「ひぐらしのき」を読んだ。暑い夏の時期この名作にめぐりあえたことはなんとも幸せなことである。時代小説であり精神論を説いた文学であるが少しの嫌味もなく武士とはいかにあらねばならぬかと主人公戸田秋谷の生を全うした清々しさに心打たれる。
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作家 朱川 湊人(しゅかわ みなと) ― 2017-02-06

しばらく小説らしきものを読んでなかったので、ネットでおすすめのものを検索,たくさんの推薦があるなかで朱川湊人作による「はなまんま」を読むことにした。この作品で彼は2005年度の直木賞を受賞している。作家の名前は初めて目にした。ここらへんの年...
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女流作家 宇江佐真理 ― 2016-04-22

親友の紹介で宇江佐真理の小説を読んだ。まことに恥ずかしい話であるがこの年になるまで宇江佐真理なる作家の名前は聞いたことがなかった。後日談だが、親友と去年何十年ぶりがで会った友との3人(いずれも高校時代の同期の桜である)で飲む機会があった時、...
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人生という旅ー小檜山 博 ― 2015-12-08

今年も残りわずかとなった。来年は71才、年を思うとなんとも嘆かわしい。そんな師走のある日、本棚から「人生という旅」小檜山博の本を手に取る。題名がみるからにこの自分にはピッタリなこととなにか
人生

藤沢周平『橋ものがたり』 ― 2014-09-13

10の短編集から成っている。『約束』と『川霧』に心底感動した。それぞれの最終章はハッピーエンドに終わる。男女の愛がこれほど美しく穏やかに書かれた物語はそうない。涙なくして語ることの出来ない珠玉の名作。
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藤沢周平『海鳴り』 ― 2014-04-29

旅行している間、藤沢周平『漆の実のみのる国』上下巻を読んだ。彼の大ファンで、とくに『蝉しぐれ』は名作中の名作といわれる秀作で,それゆえ期待して読んだのであるが終わりの方は物語というより教科書を読んでいるようで、難しくてザーッと拾い読み程度で...
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『孤宿の人』宮部 みゆき ― 2012-02-16

これほどおもしろい小説読んだことがない。凄いなーと思った本に出会ったことは何度かあるが、この物語は遥かその上をいく。名作と云われる純文学はさておき、歴代の芥川賞作家、直木賞作家等のどの書き手も、この作風を凌ぐ作品は生み出すことはまず出来ない...
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「火車」 宮部 みゆき ― 2011-11-07

良い小説だった。1980年代後半から社会は好景気を迎える一方、ローンの支払い不能が深刻化し、世間を騒がせるようになっていた。これらの世相を背景に当事者の苦悩が人ごとでは済まされない社会問題であるかを作者 宮部 みゆきが人間の欲望、弱さそして...
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作家 北杜夫 ― 2011-10-27

作家 北杜夫が今月24日に亡くなられた。各放送局が毎日のようにこのニュースを流している。私にとっても青春まっただ中にデビューした思い出深い作家である。異口同音に「楡家の人々」が彼の代表作として取り上げられているが私も同感である。今はすっかり...
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小説家 「宮部 みゆき」 ― 2011-10-17

ミステリー小説「模倣犯」を読んだ。実におもしろかった。やるせなさも残ったが。卓越した表現力、構成力、恐怖心、人間愛憎、哀愁、どの描写も感心するばかりで、私は読んでいてこの小説家の能力の高さ(何を基準にそういうのかはうまく言えない)にただただ...