しばらく小説らしきものを読んでなかったので、ネットでおすすめのものを検索,たくさんの推薦があるなかで朱川湊人作による「はなまんま」を読むことにした。この作品で彼は2005年度の直木賞を受賞している。作家の名前は初めて目にした。ここらへんの年は自分が長年務めた会社を失意のなか辞め第2の職場にいたころであり、仕事にやりがいを見つけ、忙しい毎日をおくっていたころであるからわからないのも無理はなかった。彼の作風は推理小説のジャンルに入るらしかったが、この「はなまんま」は不思議なストリーが4編ほど集められたものである。第1編に出てくる「トカピの夜」をはじめいずれの短編も感動と人間の良心、優しさが溢れだしている作品である。こんな幻想的でありながら、書かれているものは人間社会はこうありたいと願う朱川の心根をあらわしている。美しいあらすじに幾度も涙した。
作家 朱川 湊人(しゅかわ みなと) ― 2017-02-06
02心に残ったもの
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