NHK特別番組ドラマ「ハルとナツ」10月8日

先週日曜日から始まった橋田壽賀子原作5夜連続の長編ドラマ「ハルとナツ」届かなかった手紙5夜連続を欠かさず見た。
前評判に違わず実に感動的なドラマであった。
ブラジル移民が始まって今年でちょうど100年、それを記念して橋田壽賀子
が脚本したものだ。
この国を挙げての移民という出来事は私のような高年者でしか判らない歴史のひとコマである。小学校時代社会科の教科書にのっていたことが想い出され感慨深かった。
ストーリーは仲の良い姉妹が日本とブラジルで離ればなれに生活せざるを得なくなり、遠く離れたお互いを思いやる手紙をそれぞれ出しながら相手に届くことはなく70年という長い年月が経過する。お互い離ればなれの土地で時代の波に翻弄されながらたくましく生きていく様子を1900年代初頭から現代に至るまでをつづった超大作だ。
全編食い入るように見たが、とくに最初の姉妹の船上の別れは見る人を号泣させずにはおかない。 まさに迫真の演技であり子役の2人に最大の
賛辞を惜しまずにはおられない。 
現在私には2人の2才と4才の孫娘がいるが、おもいが子供達に重なり、どんなに泣けたことか。
そして最終回、ナツが事業に失敗してブラジルへ旅発つ。
精神の安息がついにおとずれる。
かって果たせなかったあのブラジルへとうとう帰る時がきたのだ。
姉のいる深い家族の絆で結ばれているあの家庭へ。
空白だった姉妹の70年間を取り戻すために。
野際陽子と森光子の年輪を重ねた味わいのあるラストシーンにまたまた
涙する。
終わってからもあまりの感動にしばらくはテレビの前から動けなかった。
このような素晴らしいドラマを提供していただいたNHKと橋田壽賀子さん
の脚本力に心から感謝します。

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